使用頻度:
WACC(加重平均資本コスト)は、企業が調達する資本(負債と自己資本)のコストを加重平均したものを指し、企業の資本構成における平均的な資本コストを示します。
WACCは、企業が新しい投資案件に対して求めるリターンの基準となり、企業が負債と自己資本をどのように組み合わせて最適な資本コストを確保しているかを評価するために使用されます。
WACCが低いほど、企業は安定した資本コストで事業を運営しているとされ、成長投資やM&Aの意思決定において重要な指標となります。
投資家や企業経営者は、WACCを基に、新規プロジェクトや設備投資が利益を生むかどうかを評価し、資本効率の向上を目指します。
また、WACCは、DCF法(ディスカウントキャッシュフロー法)で割引率として使用されることが多いです。