基礎知識

【株式投資初心者向け完全網羅ガイド】株式投資を始めたいと思ったら最初に読むブログ

アイキャッチ_株式投資初心者向け完全網羅ガイド

株式投資に興味があっても、いざ始めるとなると、どこから手をつけて良いのか迷ってしまうことが多いですよね。

証券口座を開設すべきか、株価の見方を学ぶべきか、それともまずはリスクを知っておくべきか。

この記事では、そんな投資初心者の疑問に答え、株式投資の基本からステップバイステップで解説していきます。

これを読んだ後には、株式投資に対する不安が解消され、自信を持って投資をスタートできるはずです。

 

本記事はガイドブックの役割を持っているため、ブックマークして見返すことをお勧めします

 

この記事はこんな人向け

  • 株式投資に興味を持っているが、どう始めればいいかわからない人
  • 投資をしたいが、リスクや失敗が怖いと感じている人
  • 長期的な資産形成を考えている人

書かれていること

  • 株式投資の基礎知識
  • 初心者が知っておきたい投資戦略
  • 投資を始めるための具体的な手順

 

最終的な判断は自己責任でお願いします。株式投資は、さまざまなリスクを正しく認識したうえで、自分自身の判断と責任に基づいて行ってください。

FPメガネ|MBA × FPの成長株発掘法

執筆者情報

  • 名前: おみくん
  • 投資歴: 11年、損益レシオは2.57以上を維持。主にオニール流成長株投資を実践
  • 学習量: 投資関連本200冊以上読破
  • 資格・学位: 中小企業診断士(29歳で資格合格)、経営学修士(MBA、28歳で修了)、2級FP技能士

 

目次

1. 株式投資とは?

株式投資の基本的な仕組み

株式投資とは、企業が発行する株を購入し、その株価が上昇した時に売ることで利益を得たり、配当金を受け取ったりする投資方法です。

株を購入することで、あなたはその企業の「株主」となり、議決権や配当を受け取る権利が付与されます。

株式投資の魅力は、他の金融商品と比較して高いリターンを期待できる点です。

ただし、その分リスクも高いので、初心者の方は慎重に進めることが大切です。

 

株式投資の歴史

株式投資は、17世紀にオランダで始まったと言われています。オランダ東インド会社が株式を発行し、世界初の株式市場が誕生しました。

そこから世界中に広がり、日本でも東京証券取引所が開設され、現在は国内外の企業株が簡単に取引できる時代になりました。

特にインターネットの普及により、個人投資家が簡単に株式取引を行えるようになり、今では多くの人々が将来の資産形成のために株式投資に取り組んでいます。

 

2. 投資を始める前に知っておきたいこと

株式投資を始める前に、いくつか確認しておくべきことがあります。

特に、投資を成功させるには、適切な心構えとリスク管理が不可欠です。

投資を始める際の心構え

株式投資は「絶対に儲かる」ものではありません。

株価は日々変動し、企業の業績や経済状況によって株価が下がることもあります。

そのため、まず「失っても生活に支障がない余裕資金」で始めることが大切です。

また、短期間で大きな利益を狙わないことも重要です。

株式市場は予測が難しいため、長期的に投資を続けることで、リスクを抑えながら資産を増やすことが期待できます。

 

資産配分とリスク管理の重要性

投資における基本は、「一つのかごにすべての卵を入れない」ことです。

すべての資金を一つの銘柄に投資するのは非常にリスクが高く、予期せぬ出来事で株価が大きく下がった場合、損失を被るリスクが高まります。

そこで、分散投資を行うことが推奨されます。

例えば、異なる業界や地域の企業に投資することで、リスクを分散させることができます。

さらに、株式だけでなく、債券や投資信託、金などにも投資することで、さらにリスクを抑えることができます。

 

3. 株式市場の仕組み

株式市場は、企業が資金を調達し、投資家が資産を増やすための場として機能しています。

株式投資は、株式市場を通じて行われ、企業が発行した株式を売買することで成立します。

株式市場の基本的な構造

株式市場は「取引所市場」と「店頭市場」に分けられます。

取引所市場とは、東京証券取引所やニューヨーク証券取引所のような、決まった場所と時間で株の売買が行われる市場です。

一方で、店頭市場では、上場していない企業の株を直接取引することができます。

取引所市場は規模が大きく、取引量も多いため、より透明性が高く、投資家が安心して取引できる場といえます。

 

市場動向を読むための重要な指標

株式市場の動向を把握するためには、日経平均株価TOPIX(東証株価指数)などの経済指標を参考にすることが大切です。

これらの指標は、日本国内の主要企業の株価を基に算出されており、マーケット全体の動きを反映しています。

また、米国市場の指標としては、ダウ平均S&P500があり、これらをチェックすることで、世界的な経済動向も把握できます。

 


4. 株式投資のメリットとデメリット

株式投資には、他の投資商品にない独特のメリットがありますが、デメリットも存在します。

これらを理解することで、投資のリスクを減らし、賢い投資判断ができるようになります。

株式投資のメリット

1. 高いリターンの可能性

株式投資の最大の魅力は、他の金融商品に比べて高いリターンが期待できる点です。

特に成長企業に投資すれば、株価が大きく上昇し、大きな利益を得ることができます。

2. 配当金と株主優待

多くの企業は、利益の一部を株主に配当金として分配しています。

また、日本の企業では株主優待制度が充実しており、株主が企業から商品券や自社製品を受け取ることができる特典があります。

 

 

株式投資のデメリット

1. 株価変動リスク

株価は日々変動し、企業の業績や経済状況によって大きく上下することがあります。

短期間で大きな損失を被る可能性があるため、長期的な視野で投資を行うことが重要です。

2. 情報収集の手間

株式投資では、企業の業績や経済状況を常に追い続ける必要があります。

株価の急激な変動が起こった際には、迅速に対応するため、情報収集には時間と手間がかかります。

 

こちらでより詳細に解説してます!

 

5. 証券口座の開設方法

株式投資を始めるには、まず証券口座の開設が必要です。

証券口座を通じて株の売買を行い、取引に必要な資金を管理します。ここでは、証券口座の種類や開設の流れについて詳しく解説します。

証券会社の選び方

証券会社には、ネット証券と店舗型証券会社があります。

ネット証券は手数料が低く、オンラインで簡単に取引ができる点が魅力です。

一方、店舗型証券会社では、対面でのサポートが受けられ、初心者にも安心して取引ができます。

 

選び方のポイントとしては、手数料、取引ツールの使いやすさ、サポート体制などが重要です。

特に手数料は、頻繁に取引を行う場合にはコストに大きく影響するため、比較することをお勧めします。

 

証券口座の種類

証券口座には、一般口座特定口座NISA口座、そしてiDeCo口座があります。それぞれの口座にはメリットとデメリットがあるため、目的に応じて選びましょう。

  • 一般口座:取引ごとに自分で確定申告が必要です。
  • 特定口座:証券会社が税金の計算や納付を代行してくれるため、手間がかかりません。
  • NISA口座:年間120万円までの投資で得た利益が非課税になる口座です。長期的な資産形成に向いています。
  • iDeCo口座:個人型確定拠出年金で、老後資金を貯めるために使用します。税制優遇が魅力です。

 

証券口座の開設手順

証券口座の開設は、非常に簡単でオンラインで完結します。一般的な手順は以下の通りです。

  1. 証券会社を選ぶ:先ほど紹介したポイントを基に、自分に合った証券会社を選びます。
  2. 申し込みフォームに記入:個人情報や投資経験などを入力します。大抵はネットで入力可能です。
  3. 本人確認書類の提出:運転免許証やマイナンバーカードをアップロードします。
  4. 審査と口座開設完了:審査が通れば、証券口座が開設されます。

これで、あなたは準備万端。投資を始めるための土台が整います。

 

6. 株価の基本指標

株式投資を成功させるためには、株価の動きを理解するための指標を知っておくことが重要です。ここでは、代表的な株価の指標について解説します。

PER(株価収益率)

PER(Price Earnings Ratio)は、株価がその企業の利益に対してどれだけ割高か割安かを示す指標です。

PERは「株価 ÷ 1株当たりの利益(EPS)」で算出されます。

一般的にPERが高いほど、その企業の成長が期待されているとされますが、逆に高すぎると割高とみなされることもあります。

PERが低い銘柄は、割安である可能性があるため、慎重に分析することが重要です。

 

 

PBR(株価純資産倍率)

PBR(Price Book-value Ratio)は、企業の純資産に対して株価がどれだけ評価されているかを示します。

PBRは「株価 ÷ 1株当たりの純資産」で算出されます。

PBRが1を下回る場合、その企業の株価は純資産を下回っている、つまり割安と判断されることが多いです。

 

ROE(株主資本利益率)

ROE(Return on Equity)は、企業が株主の資本をどれだけ効率よく使って利益を生み出しているかを示す指標です。

ROEが高い企業は、資本効率が良く、利益を上げやすい企業と言えます。

特に成長企業を見極める際に重視される指標の一つです。

 

7. 株式投資の注文方法

株式投資を始めたら、次は実際に株を買ったり売ったりすることが必要です。ここでは、基本的な注文方法を解説します。

指値注文と成行注文の違い

指値注文は、自分が希望する価格で株を買ったり売ったりする注文方法です。

株価が自分の設定した価格に達した時のみ、取引が成立します。

一方、成行注文は、現在の市場価格で即座に取引を行う方法です。価格を指定しないため、すぐに売買が成立する一方、予想外の価格で取引が成立するリスクもあります。

指値注文は価格にこだわりたい人に向いており、成行注文はすぐに取引を成立させたい人に適しています。

 

 

逆指値注文やトレイリングストップの活用

逆指値注文は、一定の価格まで株価が下がった場合に自動的に売り注文を出す方法です。

これにより、損失を限定することができます。

一方、トレイリングストップは、株価が上昇する際に利益を確定しつつ、下落時に一定のラインで自動的に売り注文を出す注文方法です。

これらの注文方法をうまく活用することで、リスクをコントロールしながら利益を確保することができます。

 

8. 投資戦略の基本

株式投資には、いくつかの投資戦略が存在します。自分に合った戦略を見つけることが、成功への第一歩です。

長期投資と短期投資の違い

長期投資は、数年から数十年単位で株を保有し、企業の成長や配当を狙う投資方法です。

株価の短期的な変動に左右されず、長期的な企業の成長を重視します。

一方、短期投資は、株価の短期的な値動きを利用して利益を狙う方法です。スイングトレードやデイトレードなどが含まれ、素早い判断と取引が求められます。

初心者の方には、リスクが低く、時間を味方につける長期投資がおすすめです。

 

バリュー投資 vs グロース投資

バリュー投資は、割安な株を見つけ出し、その価値が市場で正当に評価されるまで保有する投資方法です。

一方、グロース投資は、急成長が期待される企業の株に投資する方法です。

バリュー株は低リスクで安定したリターンを狙える一方、グロース株はリスクが高いものの、大きなリターンを期待できます。

 

配当金を重視した投資戦略

配当金を目的としたインカムゲイン投資も、特に長期投資を目指す人に人気の戦略です。

配当を再投資することで、複利の効果を活用でき、時間とともに資産を増やすことが期待できます。

特に、安定した配当を出している企業は、配当貴族と呼ばれ、長期投資家に支持されています。

 

 

9. 初心者におすすめの銘柄選びのコツ

株式投資を始めたら、次に悩むのが「どの銘柄を買うべきか」です。特に初心者にとって、何を基準に選べば良いのかが難しいポイントです。ここでは、銘柄選びの基本的な考え方をお伝えします。

安定した企業を選ぶことの重要性

初心者の方にまずおすすめしたいのは、時価総額が大きく、業績が安定している企業です。

時価総額が大きい企業は、長い間市場で高い評価を受けてきた実績があり、比較的リスクが低いです。

特に日本の企業では、連続増配企業、つまり毎年安定して配当金を増やしている企業が注目されています。

これらの企業は、経営が安定しており、初心者にも安心感があります。

 

財務状況を確認する方法

銘柄選びの際には、その企業の財務状況を確認することが重要です。具体的には、以下の点をチェックしましょう。

  • 売上高の推移:年々売上が成長しているかどうか
  • 利益率の確認:特に営業利益率や純利益率が安定しているかどうか
  • 負債比率:借金が多すぎないか(負債が過剰だと、企業のリスクが高まります)

これらの指標は、企業の財務諸表から確認することができます。多くの証券会社や金融情報サイトで簡単に調べられるので、ぜひ活用してみてください。

 

業界と競争優位性を考慮する

業界の将来性も銘柄選びの際には重要なポイントです。

成長が期待される業界に属する企業は、株価の上昇も見込みやすくなります。

また、企業の競争優位性を確認することも重要です。

例えば、特許技術を持っていたり、強いブランド力を持つ企業は、競争相手よりも有利な立場に立つことができ、長期的な成長が期待できます。

 

10. テクニカル分析の基本

株式投資においては、企業の業績を基に判断するファンダメンタルズ分析だけでなく、テクニカル分析も有効です。テクニカル分析は、株価の過去の動きを基に、将来の動きを予測する方法です。

テクニカル分析とは?

テクニカル分析は、株価の動きや取引量をチャートで視覚化し、そこから売買のタイミングを見極める手法です。

これは短期投資家に特に有効で、デイトレードやスイングトレードといった短期的な取引に活用されます。

 

基本的なチャートの種類

テクニカル分析の基本は、チャートを読み取ることです。代表的なチャートには以下のようなものがあります。

  • ローソク足チャート:日本で生まれたチャート形式で、1本のローソク足が1日の価格変動(始値、終値、高値、安値)を表します。
  • 移動平均線チャート:一定期間の株価の平均値を線でつなぎ、価格のトレンドを確認します。

これらのチャートを使って、価格が今後上がりそうか、下がりそうかを予測するのがテクニカル分析です。

 

サポートラインとレジスタンスライン

サポートラインとは、株価が下がってきた時に、反発して上昇しやすい価格帯のことです。

一方、レジスタンスラインは、株価が上昇してきた時に、反落しやすい価格帯を指します。

これらのラインを基に売買タイミングを判断することで、損失を抑え、利益を確保しやすくなります。

 

11. ファンダメンタルズ分析の基本

テクニカル分析が短期的な価格動向を予測する手法であるのに対し、ファンダメンタルズ分析は企業の本質的な価値を分析する手法です。

特に長期投資を行う際には、この分析が非常に重要です。

ファンダメンタルズ分析とは?

ファンダメンタルズ分析では、企業の財務状況や業績、経済環境などを基に、その企業が将来成長するかどうかを判断します。

例えば、安定した売上高の成長や、利益率が高い企業は、将来的にも良好な業績が期待されます。

 

企業の財務諸表を読む

企業の価値を判断するには、財務諸表の理解が欠かせません。財務諸表は、企業の経済活動の結果を示す報告書で、以下の3つが重要です。

  • 損益計算書:企業がどれだけ利益を出しているかを示します。
  • 貸借対照表:企業が持っている資産や負債、資本の状況を示します。
  • キャッシュフロー計算書:企業が実際にどれだけの現金を生み出しているかを確認できます。

これらのデータを基に、企業が今後も安定して成長できるかどうかを判断しましょう。

 

株価に影響を与える要因

ファンダメンタルズ分析では、企業の財務データだけでなく、外部の要因も考慮する必要があります。

例えば、金利の動向や為替レート、経済政策が株価に大きな影響を与えます。

また、企業の業績を大きく左右するマクロ経済の変動にも目を向けることで、より正確な投資判断が可能になります。

 

12. 株価チャートの読み方

株価チャートを正しく読むことで、株価のトレンドや売買のタイミングを見極めることができます。ここでは、基本的なチャートの読み方について解説します。

株価チャートとは?

株価チャートは、株価の動きを視覚的に示したグラフです。日々の株価の変動を記録し、過去の動きから未来の動きを予測するのに役立ちます。

 

株価チャートの種類と使い方

  • ローソク足チャート:1本のローソク足が1日の始値、終値、高値、安値を示し、価格の動向を視覚的に把握できます。
  • 移動平均線:一定期間の平均株価を線でつないだもので、価格のトレンドを判断する際に使用します。

これらのチャートを組み合わせて、売買のタイミングを見極めることができます。

 

ゴールデンクロスとデッドクロス

株価チャートを分析する上でよく使われる指標が、ゴールデンクロスデッドクロスです。

  • ゴールデンクロス:短期の移動平均線が長期の移動平均線を上抜けるときに、買いのサインとされます。
  • デッドクロス:短期の移動平均線が長期の移動平均線を下抜けるときに、売りのサインとされます。

これらのシグナルを基に、買い時・売り時を判断することができます。

 

13. 株式投資でのリスク管理

株式投資には常にリスクが伴いますが、適切なリスク管理を行うことで、損失を最小限に抑え、長期的な利益を得ることができます。

リスクヘッジの基本

リスクを管理するためには、まず「損切りライン」を設定することが重要です。

損切りラインとは、株価が一定の下落幅に達した際に、自動的に売り注文を出すラインのことです。これにより、予期せぬ損失を最小限に抑えることができます。

 

分散投資の重要性

分散投資も、リスク管理の基本です。1つの銘柄や業種に集中せず、異なる業界や資産クラス(株式、債券、投資信託など)に投資することで、リスクを分散させます。

これにより、一部の株が下落しても、他の資産で損失をカバーすることができ、全体的なリスクを軽減することができます。

 

資金管理と損失回避

投資額を決める際には、自分のリスク許容度に応じた資金管理が必要です。

無理に多額の資金を投資するのではなく、まずは少額から始め、リスクをコントロールすることが大切です。

また、レバレッジ取引を行う場合は、そのリスクが非常に高いことを理解し、慎重に判断するようにしましょう。

 

 

14. 配当金と株主優待

株式投資を始める際に、多くの投資家が注目するのが配当金株主優待です。

これらは株主にとって魅力的な利益の一部であり、特に長期投資を考えている人にとって大きなメリットとなります。

配当金の仕組みと重要性

配当金とは、企業が得た利益の一部を株主に還元するものです。

企業によっては年に1回や2回、定期的に配当金を支払うことがあり、これが投資家にとっての安定した収益源となります。

特に、成長性よりも安定性を重視する投資家にとって、配当金を受け取ることが大きな魅力です。

配当利回りが高い銘柄を選ぶことで、値上がり益だけでなく、安定した収益を見込むことができます。

 

株主優待のメリットと仕組み

日本特有の制度である株主優待は、企業が自社の株を持つ株主に対して提供する特典です。

株主優待の内容は企業ごとに異なりますが、例えば商品券、自社製品、旅行券などが提供されることがあります。

株主優待は、特に長期保有を考える投資家にとって魅力的であり、株式を持ち続けるインセンティブとなります。

 

配当再投資戦略の利点

配当金を受け取った際、そのまま消費するのではなく、再び株式に投資することで、複利効果を活用することができます。

これを配当再投資と言い、長期的に資産を増やす有効な手段です。

特に成長性のある企業に再投資することで、時間とともに資産を大きく増やすことが可能です。

 

15. 株式市場での感情的な行動のリスク

株式投資では、感情に左右される行動が大きなリスクとなります。

投資家は時に感情的な判断をしがちですが、それが長期的な損失に繋がることがあります。ここでは、感情に振り回されず冷静に判断する方法を紹介します。

投資における感情の影響

投資家が陥りやすい感情的なミスの代表例が、FOMO(Fear of Missing Out)です。

株価が急騰している銘柄を見て「今買わないと儲けを逃してしまう」と焦って購入し、その結果高値掴みになってしまうことがあります。

また、市場が急落した時にパニックになってパニック売りをしてしまうことも典型的な例です。

こうした行動は、感情的な判断によって長期的な投資戦略を損なうリスクがあります。

 

感情に左右されないための方法

感情に左右されず、冷静に投資を続けるためには、いくつかのルールや仕組みを作っておくことが重要です。

  1. 損切りラインの設定:あらかじめ自分が許容できる損失額を決め、その価格に達したら自動的に売る設定をしておく。
  2. 投資計画の明確化:目先の利益に惑わされないよう、長期的な投資目標を設定し、そのための計画を守る。
  3. ロボアドバイザーの活用:感情を排除するために、自動で資産配分やリバランスを行うロボアドバイザーを活用する。

プロの投資家が実践するメンタルマネジメント

プロの投資家は、感情的な行動を避けるために、長期的な視点を保つためのメンタルマネジメントを実践しています。

市場のノイズや短期的な価格変動に惑わされず、冷静にポジションを保つためには、自分の投資ルールをしっかりと守ることが必要です。

また、定期的に自分の投資方針を見直し、客観的な視点で現在の市場状況に対応することが、成功の秘訣と言えるでしょう。

 

16. 株式投資における長期的な視点

株式投資で成功するためには、長期的な視点を持つことが非常に重要です。

短期的な値動きに一喜一憂するのではなく、企業の成長と市場全体の動きを長期的に見据えることが、最終的な資産形成に繋がります。

長期投資のメリットと成功のカギ

長期投資は、株価の一時的な下落にも動じることなく、企業の成長を待つスタンスです。

この方法は、株式市場の「複利の力」を活用するため、時間とともに資産を増やす効果があります。

市場は短期的には変動があっても、長期的には成長する傾向があります。そのため、焦らずにポジションを保持することが成功のカギです。

 

複利効果を最大限に活用する方法

複利の力とは、得た利益を再投資することで、利益がさらに利益を生む効果のことです。

これにより、時間が経つほど資産が加速度的に増加することになります。

例えば、毎年の配当金を再投資し続けることで、10年後、20年後には驚くほどの資産を形成できることがあります。

時間を味方につけ、長期的に投資を続けることがこの効果を最大限に活用する方法です。

 

市場の変動に左右されない「バイ・アンド・ホールド戦略」

バイ・アンド・ホールド戦略は、一度購入した株を長期間にわたって保持し、短期的な市場の動きに惑わされずに持ち続ける投資手法です。

この戦略を採用することで、株価が一時的に下がったとしても慌てて売ることなく、長期的な成長を待つことができます。

 

17. 初心者向けおすすめの投資本

株式投資を成功させるには、継続的な学習が欠かせません。

特に、初心者の方は基礎的な知識を学ぶための良書を読むことが非常に効果的です。ここでは、初心者向けのおすすめ投資本をいくつか紹介します。

株式投資の基本を学べる名著

  • 『バビロンの大富豪』:お金に対する考え方や資産形成の基本を学べる一冊。投資初心者に最適です。
  • 『ウォール街のランダム・ウォーク』:市場の動きやリスクを理解するために最適な本。分散投資の重要性も詳しく解説されています。

 

投資戦略や分析方法を深める実用書

  • 『ピーター・リンチの株で勝つ』:伝説の投資家ピーター・リンチが実際に行っていた投資戦略を詳細に解説した名著。初心者でも分かりやすい内容です。
  • 『オニールの成長株発掘法』:成長企業を見つけ出すための具体的な方法が記載されています。テクニカル分析を深く学びたい人におすすめ。

 

プロの投資家が参考にするベストセラー本

  • 『賢明なる投資家』:ベンジャミン・グレアムによる名著。バリュー投資の基本を学びたい人にとって必須の一冊です。
  • 『ソロスは語る』:ジョージ・ソロスの投資哲学が詰まった一冊。市場の見方やマクロ経済の分析法を学びたい方に。

 

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まとめ

この記事では、株式投資を始めたい方が必要な知識と手順を網羅的に解説しました。

株式投資の基本的な仕組みから、実際の証券口座の開設方法、株価指標の理解、銘柄選び、リスク管理、そして長期的な視点を持つことの重要性まで、初めて投資を行う方が安心してスタートできるように情報を提供しました。

株式投資を始めるための重要ポイント:

  1. 株式投資の基本的な仕組みを理解し、株価の動きや企業の成長に伴うリターンを狙うこと。
  2. 投資を始める際には、証券口座の開設や、財務指標の確認、銘柄選びに必要な基礎知識を身につけること。
  3. リスク管理や分散投資を徹底し、感情的な行動を避け、長期的な視点で株を保有すること。

株式投資の最初の一歩:

投資は短期間での利益を目指すのではなく、長期的な資産形成のためのものです。少額から始め、まずは株式市場の動きやリスクを実際に体験することが重要です。今回学んだ内容を元に、最初の一歩を踏み出しましょう。

株式投資は確かにリスクが伴いますが、正しい知識と冷静な判断を持って取り組めば、将来的な資産形成において大きな武器となります。自分に合った投資スタイルを見つけ、成長を楽しむことが成功の鍵です。


この記事を通して、株式投資の基本から実践まで網羅的に理解できたかと思います。最初は少しずつ始め、経験を積み重ねていくことが、最終的には成功に繋がります。読者の皆様が安心して株式投資を始め、成功することを心から願っています。

 

 

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  • この記事を書いた人

おみくん

30代投資家。ファイナンシャルプランナー。不動産会社勤務| 投資歴11年、月に4-5冊投資関連本を読み、これまでに150冊以上読破|70%以上のドローダウン(資産減少)は3回...分析と検証を繰り返し損益レシオ2.57以上勝率45%キープ|保有:中小企業診断士、MBA(経営学修士)、宅地建物取引士、2級FP技能士

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