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【本解説】テクニカル分析の名著『デマークのチャート分析テクニック』の概要!

2024年9月15日

投資やトレードの成功には、優れた技術と知識が不可欠です。

今回は、そんなチャート分析に欠かせない一冊である『デマークのチャート分析テクニック』を紹介します。初心者から経験豊富なトレーダーまで役立つ内容が詰まっています。

この記事はこんな人向け

  • チャート分析をしっかり学びたい投資家
  • 投資初心者から中級者
  • 実践的なトレードスキルを身につけたい方

読むと得られるメリット

  • チャート分析の基本から応用まで幅広く学べる
  • 独自の分析手法「デマーク・インディケーター」が身につく
  • リスク管理やトレード戦略の向上につながる

 

最終的な判断は自己責任でお願いします。株式投資は、さまざまなリスクを正しく認識したうえで、自分自身の判断と責任に基づいて行ってください。

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執筆者情報

  • 投資歴: 11年、損益レシオは2.57以上を維持。主にオニール流成長株投資を実践
  • 学習量: 投資関連本200冊以上読破
  • 資格・学位: 中小企業診断士(29歳で資格合格)、経営学修士(MBA、28歳で修了)、2級FP技能士

 

本書の概要

『デマークのチャート分析テクニック』は、投資家やトレーダーがチャート分析の技術を深めるための指南書です。

特に、トム・デマークが開発した「デマーク・インディケーター」に焦点を当てており、これらのツールを用いた市場の転換点やエントリーポイントの見極め方が具体的に解説されています。

また、本書ではリスク管理やポジション管理に関するアドバイスも豊富に盛り込まれており、短期トレードをメインにする方でも長期的な視点を持つことができる構成です。

初心者にも理解しやすいようにステップバイステップの説明が行われており、具体的なチャート例を多用しているため、理論だけでなく実践的に使える内容となっています。

特に、投資初心者にとっては、デマーク・インディケーターを通じて、トレードのタイミングを見極めるスキルを磨く絶好の機会です。

著者について

トム・デマークは、投資やトレーディングの分野で40年以上の経験を持つベテランで、彼が提唱した「デマーク・インディケーター」は、世界中のプロトレーダーに使用されています。

彼は、多くの金融機関やヘッジファンドにコンサルティングを行い、その理論は数多くの投資家に支持されています。

また、彼の知識は単なる理論にとどまらず、実際の市場で数多くの成功事例を持つことから、信頼性の高い情報源と言えるでしょう。

 

本書の主要な内容の解説

『デマークのチャート分析テクニック』では、トム・デマークが開発した独自のインディケーターとその応用方法が詳しく解説されています。以下では、特に重要な内容をいくつかの観点から解説します。

デマーク・インディケーターの概要

デマーク・インディケーターは、トレードにおける市場の転換点を精度高く予測するために設計されたツールです。

特に、一般的なテクニカル指標とは異なり、トレンドの終焉や新たなトレンドの始まりを見極めることに特化しています。

そのため、デマーク・インディケーターを利用することで、他のテクニカル指標では捉えにくいタイミングでのエントリーやエグジットが可能となります。

TDシーケンシャル

本書の中で最も注目すべき手法が「TDシーケンシャル」です。

これは、9つまたは13のカウントによって市場の転換点を予測する手法で、特に短期トレードで威力を発揮します。

TDシーケンシャルの特徴:

  • 価格が上昇または下降する中で、9または13回の連続した条件が満たされたとき、相場の反転が近いことを示唆する。
  • このカウントによって、トレンドが終わるタイミングを高い精度で見極められる。

このインディケーターは、日常的なトレードにおいて頻繁に利用され、特にプロのトレーダーからも高い評価を得ています。

リスク管理の重要性

トレードで成功するためには、リスク管理が欠かせません。

本書では、リスク管理の基本原則に触れながら、ポジションを取るタイミングやサイズを慎重に決定する方法について詳述しています。

デマークの理論に基づいたリスク管理は、感情に左右されず、冷静に取引を続けるための重要な要素です。

具体的なリスク管理方法:

  • ポジションを取り過ぎないようにする。
  • 市場の動きに対して柔軟に対応するため、損切りの設定やストップロスの活用を推奨。

これにより、大きな損失を回避しつつ、安定した利益を得ることが可能になります。

資産配分とポートフォリオ構築

本書では、個別のトレードだけでなく、全体的な資産配分とポートフォリオのバランスを取る方法についても触れられています。

特に、デマーク・インディケーターを使いながらも、長期的な視点で資産をどのように管理するかを学ぶことができます。

  • 短期トレードの利益を最大化しつつ、長期的な資産増加を目指す。
  • ポートフォリオ構築においても、分散投資を意識し、リスクとリターンのバランスを取ることが推奨されている。

こうした考え方は、初心者から中級者に至るまで、すべての投資家に有用です。

投資心理と感情のコントロール

トレードにおいては、技術や分析だけでなく、感情のコントロールも非常に重要です。

本書では、投資家が陥りがちな感情的な判断を避けるための方法についても解説しています。

感情のコントロールのポイント:

  • 感情に流されないための冷静な判断基準として、デマーク・インディケーターを活用する。
  • 損失が発生した際に冷静さを保つための戦略が紹介されている。

これにより、過度なリスクを取らず、トレードにおいて安定したパフォーマンスを維持することが可能です。

この本をおすすめする理由

本書は、実際の市場で即座に活用できるテクニックが豊富に盛り込まれており、単なる理論書ではありません。

特に、デマーク・インディケーターに関する詳細な解説は、他のテクニカル分析書ではなかなか得られない具体性と実用性を持っています。

また、投資初心者でも簡単に理解できるように、多くのチャート例が使われているため、読者はすぐに実践に移すことが可能です。

さらに、リスク管理やトレード戦略についても深く掘り下げられており、これらの知識を応用すれば、初心者だけでなく中級者や上級者にとっても有用な内容となるでしょう。

おすすめの読者層

この本は、投資初心者から中級者まで、幅広い読者層におすすめです。

特に、リスクを抑えながら安定したリターンを目指す投資家や、チャート分析を基にしたトレード手法に興味のある方に最適です。

また、デマーク・インディケーターを使って新たなトレード戦略を立てたいと考えている方にも、非常に参考になる内容です。

他の読者の評価・レビュー

『デマークのチャート分析テクニック』は、すでに多くの投資家から高い評価を受けています。

「デマーク・インディケーターを理解することで、トレードの成功率が格段に向上した」という声や、「チャート分析の理解が深まった」という評価が多く見受けられます。

特に、リスク管理に関する内容については、多くの投資家から「実際のトレードにすぐに役立つ」と高く評価されています。

 

 

 

まとめと感想

総じて、『デマークのチャート分析テクニック』は、投資家やトレーダーにとって必読の一冊です。

特に、独自のテクニカル分析手法であるデマーク・インディケーターを学ぶことで、トレードの精度を高め、リスク管理能力を向上させることができます。

この本は、チャート分析を深めたい方、トレード戦略を磨きたい方、そしてリスクを最小限に抑えながら利益を追求したい方にとって、大きな手助けとなるでしょう。

今後の投資の道標として、ぜひ手に取ってみてください。

 

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  • この記事を書いた人

ぴらりん

20代投資家。ファイナンシャルプランナー。不動産会社勤務| 投資歴9年、月に4-5冊投資関連本を読み、これまでに150冊以上読破|70%以上のドローダウン(資産減少)は3回...分析と検証を繰り返し損益レシオ2.57以上勝率45%キープ|保有:MBA(経営学修士)、宅地建物取引士、2級FP技能士

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