投資家心理

【逆張り投資】株価が下がった時こそ買うべき理由と注意点

アイキャッチ_逆張り投資

株価が下がると、ほとんどの投資家は不安になりますよね。

「今売ったほうがいいのかな?」と迷う方も多いでしょう。

しかし、実は株価が下がっている時こそ、チャンスが潜んでいることをご存じですか?

この記事では、「逆張り投資」という株価が下がった時にこそ買いを狙う投資戦略について詳しく解説します。

逆張り投資のメリットやリスク、そして成功するためのポイントを押さえ、投資の幅を広げてみましょう!

 

この記事はこんな人向け

  • 株価の下落に不安を感じている投資家
  • 逆張り投資に興味があるが不安な方
  • 投資初心者で戦略を模索している方

本記事に書かれていること

  • 逆張り投資とは何か
  • 株価が下がった時に買うべき理由
  • 逆張り投資のリスクと注意点

 

最終的な判断は自己責任でお願いします。株式投資は、さまざまなリスクを正しく認識したうえで、自分自身の判断と責任に基づいて行ってください。

FPメガネ|MBA × FPの成長株発掘法

執筆者情報

  • 名前: おみくん
  • 投資歴: 11年、損益レシオは2.57以上を維持。主にオニール流成長株投資を実践
  • 学習量: 投資関連本200冊以上読破
  • 資格・学位: 中小企業診断士(29歳で資格合格)、経営学修士(MBA、28歳で修了)、2級FP技能士

 

逆張り投資とは?基本的な考え方の紹介

逆張り投資は、市場の一般的な動きに逆行する投資戦略で、株価が下がったタイミングで買い、価格が回復するのを待って利益を得る手法です。

この戦略はリスクがある一方で、大きなリターンを狙えることから、多くの投資家に支持されています!

逆張り投資の基本は「他人が恐怖に駆られて売る時に買う」という行動です。

株価が急落している時、多くの投資家はパニックに陥り、価値ある銘柄も売却します。

この状況で冷静に割安な銘柄を見つけ出し、逆張りを行うことで、長期的な利益を得られるチャンスが生まれます!


なぜ株価が下がった時こそ買うべきなのか?

市場の心理を理解しよう

株式市場では「恐怖」と「欲望」が大きな役割を果たしています。

株価が急激に下がると、恐怖心に駆られた投資家が次々と株を売り、市場全体がパニック状態に陥ります。

このとき、冷静さを保つことが逆張り投資の成功につながります!

ウォーレン・バフェットの名言「血が流れる時こそ買い」という言葉は有名です。

これは、市場全体が不安定な状況でも、しっかりとした価値のある企業の株を安値で手に入れれば、後に大きな利益を享受できるという意味です。

市場全体の悲観が投資機会を提供するという点が、逆張り投資の真髄です!

 

割安株を見つけるチャンス

株価が下がる理由は多種多様です。

政治的不安や世界的な経済危機、自然災害など、多くの要因が市場にネガティブな影響を与えます。

しかし、これらの要因が一時的なものである場合、企業の本質的な価値は変わらないことがほとんどです。

例えば、リーマンショック後に大きく下がった株式市場も、数年後には回復しました。

このような大規模な下落時に割安株を購入していた投資家は、後の市場回復時に大きな利益を得た例が多くあります。

大切なのは、企業の本質的な強さを見極め、短期的な市場の動揺に惑わされないことです。

 

長期的な視野を持つことが重要

逆張り投資を行う際に重要なのは、短期的な価格変動に過剰に反応せず、長期的な視野を持つことです。

初心者や経験の浅い投資家は、株価の急激な変動に不安を感じ、感情的に行動しがちです。

しかし、逆張り投資では、株価が下がっても企業の価値が変わっていない場合、その企業の株を安く手に入れるチャンスと考えるべきです!


逆張り投資のメリット

大きなリターンを狙える可能性

逆張り投資の大きな魅力は、市場が悲観的な時期に割安株を手に入れることで、大きなリターンを得る可能性がある点です。

特に、世界的な金融危機や景気後退の際には、優良企業の株価も一時的に大きく下がることがあります。

これが逆張り投資家にとってのチャンスです!

例えば、2008年のリーマンショックや2020年のコロナショックでは、株価が急落しましたが、その後、市場は回復し、多くの銘柄が以前よりも高い水準まで戻りました。

このような局面で逆張りを行った投資家は、短期的には不安定な状況に置かれたものの、最終的には大きな利益を得ることができました!

 

競争が少なく、冷静な判断ができる

株価が急落すると、多くの投資家が市場から退きます。

その結果、競争が少なくなり、割安な銘柄をゆっくりと選別する時間が生まれます。

これにより、他の投資家が恐怖心に駆られてパニック売りをしている間に、冷静に市場を分析し、将来の回復を見越して優良株を購入することができるのです。

逆張り投資の成功のカギは、他の投資家が恐怖に駆られている間に冷静さを保つことにあります。

この「群衆に逆らう」行動が、逆張り投資を成功させる秘訣です!


逆張り投資におけるリスクと注意点

株価がさらに下落するリスク

逆張り投資には、株価がさらに下がり続けるリスクがつきものです。

投資家が「これが底値だ」と思って買った株が、さらに値を下げてしまうことはよくあることです。

特に、経済全体が深刻な不況に陥った場合、株価は短期的に回復せず、長期的に低迷する可能性があります。

このリスクを避けるためには、適切な分析を行うことが重要です。

特に、企業の財務状況や業績、将来の成長見通しをしっかりと確認し、短期的な市場の混乱に惑わされないことが求められます。

また、すべての資金を一度に投入せず、段階的に購入を進める「ドルコスト平均法」などの手法を活用することで、リスクを分散することも効果的です。

 

損切りの重要性

逆張り投資では、損失を最小限に抑えるために「損切り」のタイミングを見極めることが極めて重要です。

事前に、購入した株価が一定の水準まで下落した場合には売却するというルールを設定しておくと、感情に流されずに適切な判断を下せます。

例えば、株価が購入価格から10%下がったら売却する、あるいは財務状況に大きな変化があればポジションを見直すなど、明確なルールを設けることが大切です。

これにより、無謀な損失を回避し、次の投資チャンスに資金を活かすことができます!


株価下落時の投資チャンスの見極め方

ファンダメンタル分析の活用

逆張り投資においては、企業の本質的な価値を見極めるために、ファンダメンタル分析が非常に重要です。

ファンダメンタル分析とは、企業の財務状況、業績、成長性、業界内の地位などを詳細に調べ、その企業が将来的にどれだけの価値を持つかを判断する手法です。

特に注目すべきポイントとして、以下の指標が挙げられます。

  • PER(株価収益率):低いPERは割安株を示すことが多い。
  • PBR(株価純資産倍率):PBRが1倍を下回る企業は、市場で過小評価されている可能性が高い。
  • ROE(自己資本利益率):企業の資本効率を示す指標で、高いROEは効率的な経営を意味します。

これらの指標を用いて、株価が一時的に下がっていても、長期的に成長が期待できる企業を選び出すことが逆張り投資の成功につながります!

 

テクニカル分析でタイミングを図る

ファンダメンタル分析と並行して、テクニカル分析も投資タイミングを見極める上で重要なツールです。

テクニカル分析では、株価の過去の動きや取引量の推移を分析し、株価の反転時期や適切な買い時を判断します。

代表的なテクニカル指標としては、次のものがあります。

  • 移動平均線:株価が移動平均線を上回るか下回るかで、買い時や売り時を判断。
  • RSI(相対力指数):RSIが低い時は株が売られすぎで、買いのチャンスとなる可能性が高い。
  • ボリンジャーバンド:株価がバンドの下限に達した時が逆張りの買いシグナルとなる。

これらの指標を活用し、単に株価が下がっただけで飛びつくのではなく、冷静にチャートを分析して反転の兆しを捉えることが、より成功率を高めるアプローチです!


長期投資としての逆張り投資の有効性

長期的な視点を持つ重要性

逆張り投資の本質は、短期的な値動きに振り回されず、長期的な視野で投資を行うことにあります。

株価は短期的には市場のノイズや感情によって動くことが多いですが、長期的には企業の実際の業績や成長によって決まります。

逆張り投資家はこの「本質的価値」を見据えた投資を行います!

たとえば、リーマンショックやコロナショックのような市場全体の暴落時にも、冷静に分析し、企業の価値が変わらないことを確認した上で買いに転じた投資家は、その後の市場回復で大きなリターンを得ています。

 

ポートフォリオ分散でリスクを軽減

逆張り投資を実行する際には、リスクを抑えるためにポートフォリオを分散することが不可欠です。

特定の企業や業界に依存しすぎると、その分リスクが集中してしまいます。

複数の業界や資産クラスに投資することで、個別の株価下落リスクを低減させ、全体的なリスクを管理することが可能です。

分散投資により、特定の銘柄が予想以上に値下がりした場合でも、他の投資先でそれを補うことで、ポートフォリオ全体の安定性を保つことができます。

これにより、リスクとリターンのバランスを取った投資戦略が可能になります!


逆張り投資と順張り投資の比較

逆張りと順張り、それぞれの特徴

逆張り投資と順張り投資は対照的な投資手法ですが、それぞれのメリットとリスクがあります。

順張り投資は、株価が上昇傾向にあるときにその流れに乗る手法で、トレンドに従って買い増しを行います。

特に成長株やトレンド銘柄に適した戦略であり、市場の動向に敏感な投資家には有効です。

一方、逆張り投資は市場が悲観的になり、株価が大きく下がったタイミングで購入を検討する手法です。

高リスク高リターンの戦略であり、特に長期的な視点で見れば、大きな利益を生む可能性があります!

順張り投資は市場の流れに乗るため比較的リスクが少ないですが、利益が確定するまでに時間がかかることもあります。

逆に、逆張り投資は株価が低い状態で買うため、リターンを得るまでの期間が比較的短く、回復が早い局面では大きな利益を狙えます!


実際に逆張り投資を始める際のステップ

少額から始める

逆張り投資を初めて行う際には、いきなり大きな資金を投入するのはリスクが高いため、少額から始めるのが賢明です。

逆張り投資は価格の変動が激しい局面で行われるため、リスクを抑えるためにも少額の投資からスタートし、市場や自分のリスク許容度を確認しながら徐々に投資額を増やしていくのが良いでしょう。

また、ドルコスト平均法を用いて定期的に少額ずつ投資を行うことで、株価の上下に左右されず、安定した投資が可能となります!

これにより、長期的に投資を行う際のリスクを分散できます。

 

ETFや投資信託を活用する

個別株への投資が不安な場合、ETF(上場投資信託)や投資信託を活用するのも有効な手段です。

ETFや投資信託は、複数の企業に分散投資できるため、特定の企業や業界に依存しすぎるリスクを軽減できます。

特に、株価が不安定な局面では、分散された投資信託やETFが投資リスクを抑える助けになります。

ETFは、市場全体に投資するため、個別株のリスクを分散させながら市場全体の回復による利益を享受できます。

さらに、投資信託はプロのファンドマネージャーが運用を行うため、初心者でも安心して投資を開始できます!

 


まとめ:逆張り投資の成功のためのポイント

逆張り投資を成功させるためには、次のポイントをしっかりと押さえる必要があります!

  • リスク管理を徹底する
    逆張り投資は大きなリターンが期待できる反面、リスクも伴います。

適切な損切りラインを設定し、リスクを最小限に抑えることが重要です。

  • 市場心理に惑わされない
    市場がパニックに陥っている時こそ、冷静な判断が必要です。

群衆に流されることなく、自分の分析に基づいて行動しましょう!

  • 長期的な視野を持つ
    短期的な価格変動に一喜一憂せず、長期的な企業の成長や市場の回復を見据えた投資を心がけましょう。

これらのポイントを踏まえ、逆張り投資を自信を持って実践してみてください!

長期的には、リスクを取ることで得られる利益が大きくなる可能性があります。

 

 

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  • この記事を書いた人

おみくん

30代投資家。ファイナンシャルプランナー。不動産会社勤務| 投資歴11年、月に4-5冊投資関連本を読み、これまでに150冊以上読破|70%以上のドローダウン(資産減少)は3回...分析と検証を繰り返し損益レシオ2.57以上勝率45%キープ|保有:中小企業診断士、MBA(経営学修士)、宅地建物取引士、2級FP技能士

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