基礎知識

【株式投資の入門】株の仕組みや基礎知識をわかりやすく徹底解説!

アイキャッチ_株の仕組みや基礎知識

株式投資を始めたいけれど、どうやって一歩を踏み出せばいいかわからない。

そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?

株式投資は初心者にとって難しそうに思えるものですが、基本の仕組みやリスク管理を理解すれば、誰でも安心して始めることができます!

本記事では、株式投資の基礎知識をわかりやすく解説し、投資に踏み出せるようになるまでをサポートします。

読めば、株の仕組みを理解し、自分に合った投資スタイルを見つけられるでしょう!

この記事はこんな人向け

  • 株式投資に興味があるけど、何から始めればいいか分からない人
  • 投資初心者で、株の選び方や基本を学びたい人
  • リスクをしっかり理解して、安心して投資を始めたい人

本記事に書かれていること

  • 株式投資の基本的な仕組みとメリット・デメリット
  • 株式投資を始めるための準備と証券口座の選び方
  • リスク管理や投資スタイルの違い

 

最終的な判断は自己責任でお願いします。株式投資は、さまざまなリスクを正しく認識したうえで、自分自身の判断と責任に基づいて行ってください。

FPメガネ|MBA × FPの成長株発掘法

執筆者情報

  • 名前: おみくん
  • 投資歴: 11年、損益レシオは2.57以上を維持。主にオニール流成長株投資を実践
  • 学習量: 投資関連本200冊以上読破
  • 資格・学位: 中小企業診断士(29歳で資格合格)、経営学修士(MBA、28歳で修了)、2級FP技能士

 

株式投資とは?基本の仕組みを知ろう

株式投資とは、企業が発行する「株」を購入することで、その企業の一部を所有することです。

企業は資金を調達するために株式を発行し、投資家がそれを買うことで会社のオーナーになるという仕組みです。

株式投資で得られる主な利益

企業の成長に伴って株価が上昇すれば、投資家は利益を得ることができますし、定期的に支払われる「配当金」を受け取ることもできます。

配当金は、企業が得た利益を株主に還元する方法の一つです。

特に大企業や安定した収益を持つ企業は、定期的に高い配当を支払うことが多く、長期的に収入を得たい投資家にとって魅力的です。

 

一方で、企業の業績が悪化すると株価が下がり、資産が減少するリスクもあります。

このように、株式投資にはメリットとデメリットが存在するので、しっかりと理解した上で始めることが大切です。

 

株式を持つことの意味

株式を保有することは、企業の一部を所有することを意味します。

そのため、株主として企業の成長に伴って利益を受けることができる反面、経営に参加する権利(株主総会での投票権など)を持つことにもなります。

 

これにより、企業の経営に対して意見を持つことができたり、重要な意思決定に参加することができます。

株主は企業のオーナーの一部として、利益を享受するだけでなく、責任を負う部分もあります。

企業が成長し続けることを望む立場にあるため、株主は企業の長期的な成功をサポートするという意識が必要です。

 


株式投資のメリットとデメリット

株式投資のメリット

株式投資にはいくつかの大きなメリットがあります。

  • 高いリターンの可能性:企業が成長することで株価が上昇し、大きな利益を得られることがあります。特にITや医療、再生可能エネルギーなど、急速に成長している分野の企業に投資することで、短期間で大きな利益を得ることが可能です。
  • 配当金を得られる:株主として企業から定期的に配当金が支払われることがあり、これは定期的な収入としても期待できます。特に配当が安定している企業に投資することで、リタイア後の収入源を確保する手段として活用されます。
  • 長期的な資産形成:株式投資は長期的に保有することで資産の成長を見込める投資手段の一つです。株式市場全体は長期的に上昇する傾向があり、インフレに対抗する手段としても有効です。

例えば、アメリカの主要な株価指数「S&P 500」は、過去数十年間にわたって平均年率7〜10%のリターンを提供してきました。

これは、銀行に預ける定期預金や債券投資に比べて非常に高いリターンです。

 

株式投資のデメリット

もちろん、株式投資にはリスクも存在します。

  • 価格変動のリスク:株価は市場の影響を受けるため、投資した資金が減少するリスクがあります。株価は、企業の業績だけでなく、経済全体の状況や政治的な出来事、自然災害などの予測不可能な要素に左右されることがあります。
  • 企業倒産のリスク:企業が倒産すれば、投資したお金はほぼゼロになる可能性もあります。特に中小企業や新興企業に投資する際は、このリスクが高まります。
  • 短期的な損失:株価は短期的に大きく動くことがあり、急な下落で損失を被ることもあります。特に短期取引を行う場合、短期的な価格変動に惑わされない冷静な判断が求められます。

メリットとデメリットを考えた投資

株式投資のリスクを軽減するためには、ポートフォリオを分散させることが重要です。

一つの企業や一つの業界に集中して投資するのではなく、複数の企業や異なる業界、さらには異なる地域に分散投資することで、リスクを最小限に抑えつつリターンを狙うことができます。

 

投資する際には、長期的な視点を持ち、メリットとデメリットを天秤にかけて判断する姿勢が成功の鍵となります!


株式投資を始めるための準備

株式投資を始めるためには、まず証券口座を開設する必要があります。

証券口座を持つことで、株式の売買ができるようになります。

 

証券会社の選び方

証券会社にはさまざまな選択肢がありますが、特に初心者にはネット証券が手軽でおすすめです!

手数料が低く、スマートフォンアプリで簡単に取引ができるため、投資のハードルが低くなります。

 

ネット証券の中でも、手数料の安さや取引ツールの使いやすさが大きな選定ポイントです。

例えば、楽天証券やSBI証券などは、日本国内でも初心者に人気のあるネット証券です。

 

一方で、取引に自信がない方や、プロのアドバイスを受けながら投資を進めたいという方には、銀行系の証券会社や総合証券を選ぶのも良い選択肢です。

これらの証券会社では、専任のアドバイザーがついてくれることが多く、特に大きな額を投資する際にはサポートが心強いです。

 

初心者におすすめの税制優遇制度

NISA(少額投資非課税制度)iDeCo(個人型確定拠出年金)といった税制優遇制度を活用することで、投資による利益に対する税金を減らすことができます。
これらの制度は、投資初心者にとって非常に有利な制度です。

  • NISAでは、年間120万円までの投資額に対して、最大5年間にわたり投資の利益が非課税になります。これにより、通常の株式投資に比べて大幅に節税できるため、初心者に最適です。
  • iDeCoは、個人年金の一種で、掛金が全額所得控除の対象となります。さらに、運用益も非課税で、60歳以降に一括または年金形式で受け取ることができるため、老後の資産形成をしたい方におすすめです。

株式の選び方と基本的な分析方法

株式投資では、どの企業の株を購入するかが非常に重要です。

投資する企業を選ぶ際には、ファンダメンタル分析テクニカル分析という2つの基本的な分析方法があります。

 

ファンダメンタル分析

ファンダメンタル分析では、企業の業績や財務状況に基づいて株価の適正価格を判断します。
例えば、次の指標がよく使われます。

  • PER(株価収益率):株価が利益に対して割高か割安かを示す指標で、一般的には10〜15が適正とされます。これが高すぎると、株価が割高である可能性があり、逆に低い場合は割安であると考えられます。
  • PBR(株価純資産倍率):株価が企業の純資産に対してどのくらいの倍率で取引されているかを示します。PBRが1倍を下回る場合、その企業は純資産以下で評価されていることになり、割安な可能性があります。

他にも、企業の売上成長率や**ROE(自己資本利益率)**なども確認すると、より深い理解が得られます。

売上成長率が高い企業は、将来的に成長する可能性が高いとされ、ROEが高い企業は効率的に利益を上げる能力があると評価されます。

 

テクニカル分析

一方で、テクニカル分析は株価の動きをグラフ(チャート)で分析します。

過去の価格変動や取引量に基づいて、今後の株価の動きを予測します。

 

初心者でも使える簡単な指標として、移動平均線MACD(移動平均収束拡散法)などがあります。

 

移動平均線は株価の平均値を表し、株価がこの線を上回るか下回るかによって、売買のタイミングを判断するために使われます。

 

また、RSI(相対力指数)なども参考になります。

RSIは株価の「買われすぎ」「売られすぎ」を示す指標で、70を超えると「買われすぎ」、30を下回ると「売られすぎ」とされます。

 

テクニカル分析は短期投資家にとって特に重要であり、タイミングよく売買を行うための手がかりとして使われます。


株式投資のスタイル:長期投資 vs 短期売買

株式投資にはさまざまなスタイルがありますが、代表的なのが長期投資短期売買です。

どちらが自分に合っているかを考えることが重要です。

 

長期投資のメリット

長期投資は、株式を数年〜数十年保有するスタイルで、時間をかけて資産を増やすことを目的としています。

企業の成長に伴って株価が上がり、配当金も得られるのが魅力です!

 

長期投資の最大のメリットは、市場の短期的な変動に左右されないことです。

市場全体が一時的に不安定になっても、長期的には回復する傾向があるため、一時的な株価の上下動に影響されず、安心して投資を続けることができます

 

さらに、配当金を受け取りつつ再投資することで、複利効果を享受できるのも長期投資の魅力です。

特に、成長が期待できる企業の株式を保有することで、数十年後には投資額を大きく上回るリターンを得ることが可能です。

 

短期売買のメリット

一方、短期売買は数日〜数ヶ月のスパンで株を売買し、短期的な利益を狙う手法です。

チャート分析や経済ニュースを素早くキャッチして取引する必要があるため、経験や勉強が必要です。

 

短期売買の魅力は、株価の上下動を細かく捉えることで、短期間で利益を上げるチャンスが多いことです。

特に、経済の動向や企業の決算発表など、短期間で株価に影響を与えるニュースをうまく利用することで、大きなリターンを得ることができます。

 

ただし、短期売買は市場の変動に敏感であるため、リスクが高いです。

投資のタイミングを見誤ると、大きな損失を被る可能性もあるため、しっかりとリスク管理を行う必要があります。

 

どちらのスタイルが向いているか?

投資スタイルは個人の性格や目的によって異なります。

リスクを抑えながらゆっくり資産を増やしたい方は長期投資、リスクを取ってでも短期的に利益を得たい方は短期売買を検討するとよいでしょう。

 

また、両者を組み合わせる「ハイブリッド戦略」もあります。

一部の資金を長期投資に、別の資金を短期売買に回すことで、リスクを分散しつつ、両方のメリットを享受することができます。


ポートフォリオの構築とリスク管理

株式投資で成功するためには、分散投資を行い、リスクを管理することが重要です。

複数の企業や業界に投資することで、1つの企業の株価が下がっても、他の株がそのリスクをカバーしてくれる可能性があります。

これをポートフォリオの構築と言います。

 

分散投資の重要性

分散投資を行うことで、投資リスクを分散させることができます。

特に初心者にとっては、1つの銘柄に集中せずにリスクを分散する戦略が非常に重要です!

 

また、株式だけでなく、債券や不動産、さらには外貨やコモディティ(原油や金などの資源)など、異なる性質を持つ資産クラスに分散投資することが有効です。

異なる資産は、株式市場の変動に対して異なる反応を示すため、分散投資を行うことでリスクをさらに減らすことができます。

他の資産とのバランス

株式だけでなく、債券や投資信託を組み合わせることで、さらにリスクを分散させることができます。

例えば、債券は株式と異なり、価格の変動が少なく、定期的に利息を得られるため、安定した収益源となります。

 

また、投資信託を活用することで、少額の資金でもプロが運用する多様な銘柄に分散投資できるため、初心者にとっても手軽に分散投資を実践できます。

これにより、特定のリスクに偏らずに資産を増やすことができます。


初心者が注意すべき株式投資のリスク

株式投資のリスクは避けられませんが、注意すべき点を押さえることでリスクを最小限に抑えられます。
初心者が特に注意すべきポイントは以下の3つです。

  • 感情に流される投資:一時的な株価の上昇や下落に振り回されて冷静な判断を失わないこと。感情に基づいて売買を行うと、長期的に損失を出す可能性が高まります。
  • 過信:短期的に成功した経験があっても、常に慎重な判断が求められます。短期間で成功すると、自分の能力を過信しがちですが、市場の動向は予測困難であり、常に謙虚な姿勢が大切です。
  • リスク分散の欠如:1つの銘柄に集中しすぎると、大きな損失を招く可能性があります。リスクを分散し、ポートフォリオ全体のリスクを低く抑えることが重要です。

失敗しないための対策

リスクを理解し、計画的な投資を心がけましょう。

冷静な判断と慎重な計画が成功するための鍵となります!

また、リスク分散を常に心がけることで、損失のリスクを抑えることができます。

 

初心者は、まずは少額から始め、経験を積みながら投資に慣れていくことが大切です。

小さな成功と失敗を経験することで、リスク管理能力が向上します。


配当金の魅力と高配当株の選び方

株式投資の中でも配当金は、定期的に収入を得られる魅力的なポイントです。

高配当株に投資することで、安定的な収入源を確保できる可能性があります。

 

高配当株を選ぶ際のポイント

高配当株にもリスクがあるため、以下のポイントに注意しましょう。

  • 配当利回りが異常に高い株には注意:一時的な要因で配当が高くなっている場合もあるため、企業の業績をしっかり確認しましょう。特に、配当利回りが高すぎる企業は、無理に配当を維持している可能性があり、将来的に配当を減らすリスクがあります。
  • 業績が安定している企業を選ぶ:配当を安定して支払い続けている企業は信頼性が高いです!特に、数十年にわたって配当を増加させてきた「配当貴族」銘柄は、長期的な投資先として魅力的です。

配当金を活用した長期投資戦略

配当金を再投資することで、複利の効果を活用して長期的に資産を増やすことができます。

配当を再投資し続けることで、利息が利息を生む「複利効果」によって、時間をかけて資産が加速度的に成長します。

 

特に、配当再投資戦略は、安定した収益源を持つ企業の株式を長期的に保有することで、リタイア後の収入源としても活用できます。

この戦略を活用することで、資産形成のスピードを加速させることが可能です!


まとめと次のステップ

株式投資は、リスクとリターンのバランスをしっかり理解した上で始めることが大切です。

まずは少額から投資を始めて、経験を積みながら学んでいきましょう。

知識を深めながら、リスクを分散したポートフォリオを構築することで、安心して株式投資を続けられます。

これを機に、ぜひ一歩踏み出してみてください!

 

 

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  • この記事を書いた人

おみくん

30代投資家。ファイナンシャルプランナー。不動産会社勤務| 投資歴11年、月に4-5冊投資関連本を読み、これまでに150冊以上読破|70%以上のドローダウン(資産減少)は3回...分析と検証を繰り返し損益レシオ2.57以上勝率45%キープ|保有:中小企業診断士、MBA(経営学修士)、宅地建物取引士、2級FP技能士

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